「歯周病の治療」でも書きましたが、歯周病というのは生活習慣病なので、高血圧や糖尿病と同じように治療後のメインテナンスがとても重要です。
極論すれば、メインテナンスが治療の一部といっても言い過ぎではないと思います。
なぜかというと・・・時間がたつにつれ、口の中の歯周病菌は再び増えてきてしまうからなんです。
Becherらは、次の三つのグループについて、5年間で何本の歯が失われたか調査した結果を報告しています。
メインテナンスとは維持するということですが、この維持という言葉が重要な意味を持っています。
ケースによっては歯周病の再生治療も可能になってきましたが、これはごく一部に過ぎません。
今のところ、大部分の歯周病では再生(元に戻すこと)はできないのです!
元には戻せないのですから、なるべく維持することが大切 だということなんですね。
メインテナンスをどのくらいの間隔でやったらいいか・・・これには個人差があるのですが、平均的には3~4カ月くらいだと思います。
重度の歯周病の方の中には、毎月でも歯科医院でのケアが必要と思われるケースもあります。
また、今のところ歯周組織が健康な方の場合は、予防を目的として6カ月に一度のクリーニングをお勧めします。
人間の口の中には300~400種類の細菌が存在しています。
その中でも悪玉菌である歯周病菌を減らすことがメインテナンスや予防の目的です。
歯周病菌は嫌気性菌(空気に触れると死んでしまう)なので、歯垢やバイオフィルム、歯石、歯周ポケットといった環境で繁殖しやすくなります。
メインテナンスでは・・・
を行うことによって歯周病の発症を予防し、進行を抑制することができます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30-12:30 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
14:00~17:30 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
18:00~19:30 | × | 〇 | × | × | ○ | × | × |
休診日:木曜・日曜・祝日
※祝日がある週の木曜は診療しています。